No.27 2000/01/03
牡蠣にバジルソース

 あら、今日のバックはバジルソースみたいな色ですわね。
 え?本番?あら、失礼こきました。ごめんあそあーせ。おほほほ。
 みなさま、こんにちは。今日の料理番外編でござあます。今日は、みなさまに、意外においしい牡蠣のバジルソース焼きをご紹介いたしましょう。
 牡蠣にバジルソースを付けて焼くなんて、日本ではまずお目にかかりませんわね。これは、作者の息子がカリフォルニアで食べたものだそうでござあますの。そこでは「グリーンソース」といっていたらしくて、作者には何のことかわからなかったんでござあますけど、当てずっぽうで買ったのが当たっていまして、バジルソースだったことがわかったんでござあますのよ。
 バジルソースというのは、日本ではあまりポピュラーじゃござあませんし、原料から自分で作るのもむずかしゅうござあますわね。お手軽なものとしまして、ハウス食品の「ジェノバ風バジルペースト」なんかがよろしゅうござあますわ。これはチューブ入りのものでござあます。
 原料が箱に書いてござあますわ。えーと、オリーブ油、バジル、カシューナッツ、松の実、チーズ、卵黄、その他もろもろだそうでござあます。使い道としましては、ジェノバ風スパゲッティなんてのが書いてありますわ。ほかに、スクランブルエッグに入れるとか、マヨネーズに混ぜてサラダに付けるという使い方もあるそうでござあます。
 このバジルペーストを適当なうつわに絞り出してくださあませ。むにゅむにゅむにゅ。それから、オリーブ油を少し入れまして、スプーンでペーストを溶かします。とろりんちょとろりんちょ。はい、こんなふうにとろとろにたれるくらいにしてくださあませ。
 牡蠣は、殻ごと焼きますから、殻付きのものをお買いくださあませ。でも、むいてない牡蠣はちょっとやっかいですわね。プロは、なたみたいな丈夫なナイフで殻の縁を削るんでござあますけど、一般のご家庭では出刃包丁がよろしいと思いますわ。殻の縁を出刃包丁の刃でたたきまして、縁を少しずつ削ってくださあませ。縁をかすめる方向にたたくんでござあます。えいっ、えいっ。こうして殻に隙間ができましたら、そこからステーキ用のナイフを突っ込みまして、平らな方の殻に付いている貝柱を切ります。そうしまして、身をつぶさないように気を付けながらナイフをぐいっとひねりますと、ぱかっ、こんなふうに平らな方の殻が取れます。
 あら、殻のかけらが入ってしまいましたわ。洗い流しちゃいましょ。じゃぶじゃぶ。まあ、素人ばればれですわね。おほほほ。
 次に、丸い方の殻に付いている貝柱をナイフで切りまして、身はそのままにしておきます。そして、バジルペーストをオリーブ油で溶いたソースをかけます。身全体に薄く降りかかるくらいの量がよろしいと思いますけど、試行錯誤でお好みの量を調節してくださあませね。
 そうしましたら、これをオーブンに入れまして焼いてくださあませ。身が縮まってぷりんぷりんに丸くなるくらいまで焼いたらできあがりでござあます。上下のヒーター合わせて800ワットのオーブントースターですと、4〜5分でちょうどよく焼き上がります。焼き上がりの時間はオーブンによって違いますから、最初はよく監視しながら焼いてくださあませね。
 バジルソースって、牡蠣にとてもよく合いますわよ。みなさまもどうぞお試しくださあませ。
 作り方を写真でお見せできるとよろしいんですけど、作者が不精なものですから、あしからずご了承くださあませね。おほほほほ。
 ではみなさま、ごきげんよう。

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