目次
「日本語脚韻詩絶望論」を盗用した学生レポートについて

概要
 私が公開しているコンテンツ「
日本語脚韻詩絶望論」を盗用した学生レポートが発見されましたので、ここに告発します。
 レポートレポートJPのサイトに登録されていた(私からの訴えで2009年9月7日に削除された)学生レポート「日本語脚韻詩論」は、私の著作権を侵害した盗作です。そのプロパティは以下のとおりです。

題名:日本語脚韻詩論
カテゴリ:言語学 > 音声・音韻
大学所在地:京都
枚数:5ページ
登録日:2009-07-30
資料作成時期:2009年1月
登録ユーザ:lune0etoiles (*)
講義科目名:演習I(国語学)
与えられたテーマ・課題:卒論に向けた研究
参考文献:
 坂野信彦 「七五調の謎をとく―日本語リズム原論―」 1996年10月 大修館書店
 角田忠信 「日本人の脳」 1978年1月 大修館書店
 佐藤良明 「J-POP進化論―「ヨサホイ節」から「Automatic」へ」 1999年5月 平凡社
評価:A(良)
オリジナリティ・特徴:日本語の韻律は、何故、脚韻ではないのか、ということを調べています。
(*) レポートレポートJPからの情報により、登録者は作成者本人であることがわかっています。

類似点
 目次構成は以下のように酷似しています。

学生レポート 「日本語脚韻詩絶望論」
はじめに
漢詩から得る発想
響かない二重韻と日本語のリズム
英語のギャップとラップ
響くものが少ない二重韻
子音と母音の癒着
拡充二重韻とキャッチコピー
まとめ
まずはあらまし ないよりまし
1.漢詩から発想 二重韻試そう
2.響かぬ二重韻 リズムが原因
3.英語とのギャップ 埋めるためラップ
4.響くもの少なし 二重韻むなし
5.子音と母音 癒着も一因
6.二音で響くだろう けれども一苦労
7.語を細工 短い句
絶望認め 最後のまとめ

 そして、あらましの文章も、以下のように、私の文章の語句を少し変えただけでほとんど同じです。

学生レポート 「日本語脚韻詩絶望論」
詩の分野で日本語脚韻を志向する人々は、脚韻は末尾一音とその前の一母音を合わせる二重韻であればよいとしているが、実は、一般の日本人は二重韻を聞いても脚韻と認識できないことが多い。恐らくそれは、日本語の言語特性に原因があると考えられる。末尾二音を合わせる拡充二重韻なら十分に脚韻と認識できるが、大変探し難く、それ故長い詩を貫くのは困難なのである。結局、日本語脚韻詩が大衆に普及することは絶望的であり、多くの人が作れてしかも一般受けする希望があるのは、キャッチコピーに見られるような、拡充二重韻の短句くらいである。そこで今回は「日本語脚韻は難しいものである」する根拠とその原因を探りたいと思う。  詩の分野で日本語脚韻を志向している人たちは、脚韻は末尾一音とその前の一母音を合わせる二重韻であればよいとしている。しかし実は、一般の人々は二重韻を聞いても脚韻と認識できないことが多い。それは、日本語の言語特性に原因がある。末尾二音を合わせる拡充二重韻なら十分に脚韻と認識できるが、探しにくいので、これで長い詩を貫くのは困難である。結局のところ、日本語脚韻詩が大衆に普及することは絶望的である。多くの人が作れてしかも一般受けする希望があるのは、せいぜい、キャッチコピーに見られるような、拡充二重韻の短句くらいである。

 学生レポートの本文全体は公開されていなかったのでわかりませんが、あらましの文章がこのようにほとんど同じであり、目次構成から論の展開も同じと見て取れることから、この学生レポートは全体にわたって「日本語脚韻詩絶望論」を盗用したものと推定されます。これは許容しがたい著作権侵害です。私は、無償公開しているコンテンツがそのまま私の著作物とわかる形で無断コピーされる分には、著作権侵害であってもとがめません。許しがたいのは、他人の著作物をコピーして自分の著作物と偽ることです。
 また、「日本語脚韻詩絶望論」の中で引用している、私が作った脚韻詩や脚韻短句も、学生レポートの中で使用されているのではないかと思われます。なぜなら、私と同じ論を展開する上では脚韻詩や脚韻短句の実作を示すことが不可欠であり、その実作は私の特異な能力と自己鍛錬によってできたもので、できる人はきわめて限られているからです。そして、それらの実作が私の作品であることをこの学生は記述していないと思われます。なぜなら、参考文献には私のURLが示されておらず、また、私のURLを示せばレポートが盗作とばれることは当然わかっていたはずだからです。詩は言葉を磨き上げる苦労の末にできる文芸作品です。出典を示さずに作品を盗用し、あたかも自分が作ったかのように示したとすれば、それは、苦労して作品を生み出した作者にとってますます許しがたい行為です。

誤った情報の流布のおそれ
 与えられたテーマが「卒論に向けた研究」、評価が「A(良)」とあることから、この学生レポートは指導教官に提出されたと推定されます。このことから、指導教官は、日本語脚韻詩が難しい理由の考察のオリジナリティがこの学生にあると誤認したでしょう。そのため、指導教官(あるいは、この学生レポートを読んだほかの人)が誤った情報を流布するおそれがあります。そうなれば、真のオリジナリティを持つ私の名誉が傷付けられます。
 私は、以下の研究成果についてのオリジナリティが私・浅見秀雄にあり、学生レポートの作成時期である2009年1月よりも前の2007年2月11日にインターネットに公表していたものであることをここに宣告します。
指導教官は盗作の監査を
 近年、インターネットでさまざまな情報を容易に入手できるようになったことから、学生がインターネットで入手した情報を安易にコピーしてレポートに仕上げる著作権侵害行為が数多く起こっていると聞きます。指導教官は、学生レポートが優れた内容に見えるときには特に、インターネットに公開されている情報を不正にコピーしていないかどうかをチェックするようお願いします。たとえば、ここで告発した学生レポートの場合は、「日本語 脚韻 困難 理由」で検索すれば私のコンテンツがヒットし、盗作であることが容易にわかったはずです。
 盗作は、読者を欺き、オリジナルの作者の名誉を傷付ける犯罪行為です。そのことも学生にきちんと教えるようお願いします。

2009年10月11日 浅見秀雄

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